8月21日、まだまだ酷暑が続くらしいです。
今日もお盆前後の少しばかり忙しかったスケジュールを終えて、
徒然なるままに考えたことを少しだけ。
以前にも報告したことがありますが、
現在の僕のプロ・ピアニストとしての活動は、大きく、
1.弾き語りジャズ・ピアニストとしてのライブ公演
2.ジャズ・セッションのホスト・ピアニスト
3.ポップス・セッションのホスト・ピアニスト
4.福祉施設での慰問演奏
5.他のミュージシャンのサポート演奏
の5つくらいに大別できます。
もちろん僕にとって一番大事なのは、
1.の僕自身のアーティストとしての表現活動ですが、
この活動から収益を上げることは、かなり難しく、
月に1回、できるかどうかくらいですね。
頻度としては、
2.と3.のセッション・ホスト・ピアニストとしての仕事が最も多いです。
どちらもアマチュアのミュージシャンに来ていただき、
演奏のサポートを行うことによって対価を頂戴する仕事です。
多分、僕は、
この活動に向いていると思います。
元教師としてのキャリアの中で培ってきた、
ある種の接客スキルが大いに活かせていますし、
それから何よりも僕にとって合奏という演奏形態は、
とても楽しいものです。
ジャズのセッション・ホストとしての活動を始めたころは、
どうしても肩に力が入ってしまいました。
集まってくださるお客さんの皆さんは、
もちろん、アマチュアではありますが、
ジャズ演奏についてアマチュアなりの一家言をお持ちの方々です。
そういった皆さんに対してプロとしてのスキルをお聴かせする必要があり、
どうしても少々、テクニックをひけらかすようなプレイに走ってしまいがちでした。
でもこの頃、そのような肩の力ませ方は、コスパが悪いだけではなく、
場合によっては、
演奏の楽しさをぶち壊してしまいかねない地雷であることがわかってきました。
僕たち、ホスト・ミュージシャンの役割は、
これ見よがしにプロ技をひけらかすことではなく、
全体のアンサンブルを調整しながら、
音楽としてのまとまりのようなものを演出することにあります。
この業務は、はっきり言って、目立ちません。
しかしホンマの意味で、音楽に対する総合的な理解とスキルが必要になります。
少し思い上がった言い方になるかもしれませんが、
そのアンサンブルのまとめ役としての具体的なスキルについて、
かなり分かってきたような気がしています。
ジャズであれ、ポップスであれ、アンサンブルの黒子としての役割は、
誰にでもできるものではありません。
演奏技能が高いだけでも無理です。
ある意味で、総合的な音楽力と、総合的な人間力が要求される業務です。
自らの表層的な技能を見せつけることではなく、
経験値に裏付けられた音楽人間としての総合力を活かすこと、
多分、現在の僕のミュージシャンとしてのセールスポイントの一つは、
この技能を発揮できることにあるような気がします。

プロ宣言をしてから2回目の夏、
ミュージシャンとしてのアイデンティティーの一端を掴み始めたような気がします。